マイル修行を考えている方、日本人ならANAかJALになると思います。既にどちらか決めている方は問題ありませんが、どちらにするか迷っている方は参考にしてもらえればと思います。
マイル修行とは?
1月~12月の1年間の搭乗マイルと搭乗毎に貰えるポイント(ANAの場合プレミアムポインと、JALの場合はFLY ON ポイント)が規定以上で翌年のステータスが貰える事。また規定以上ののステータスでは、年会費を払うことでそのステータスが維持できるものです。
ステータス
ANA、JALともに3万 (プレミアポイント/FLY ON ポイント)でANAブロンズ/JMBクリスタル(JAL)のステータスが貰えますが、これは翌年のみ貰えるステータスです(一部特典は2年間)。
毎年このポイントがないと、このステータスは継続できません。
ANA、JALともに5万 (プレミアポイント/FLY ON ポイント)で、ANAプラチナ/JMBサファイヤステータスとなります。これは翌年以降年会費を支払うことでこのステータスが維持できます。
年会費
ANA/JALともに、ゴールド以上のクレジットカードを持つ(作る)ことが必要でANAは15,400円以上、JALは11,000以上です(2020年5月現在)。
維持費いうとJALに軍配が上がります。
JALはFLY ONだけではない
JALの場合、搭乗毎に貰えるマイル+ポイントのFLY ONポイントの他に、搭乗回数+FLY ONのシステムもあります。
1月~12月の1年間に30回の搭乗及び10,000のFLY ONでJMB クリスタル、50回の搭乗及び15,000のFLY ONでJMBサファイヤの資格を得ることができます。
まとめ
ステータスを獲得する方法の一つに、JALには搭乗回数+FLY ONポイントのシステムがある。
ステータス獲得以降の維持はJALが若干安い。
プレミアムポイント/FLY ONポイントは同じ換算率。
修行方法
ANA/JALともに、国内線のプレミアムポイント/FLY ONポイントは2倍、アジア・オセアニアの国際便だと1.5倍になりますので、基本は搭乗し、これで規定ポイントを稼ぐことになります。
(例:羽田~沖縄便を普通運賃でエコノミークラスを搭乗すると、約2400プレミアムポイント/FLY ONポイント、11往復。羽田~クアランプール便だと約5,400プレミアムポイント/FLY ONポイントで5.5往復する必要があります)。
一方、JALの場合搭乗回数を稼げるツアーがあります。
沖縄離島をめぐり、1日で8フライト、2日で16フライトを搭乗するツアーがありますので、これを使い搭乗回数で修行をするのも選択肢の一つです。
但し、16フライトのツアーを使っても、3回のツアーで48回の搭乗にしかならないのと、FLY ONも貯めないといけないので、追加の搭乗が必要とはなります。
まとめ
基本はある程度の回数搭乗しポイントを稼ぐ必要があるが、JALには搭乗回数を稼ぐツアーがある。
ステータス獲得後の特典に差はあるか?
搭乗予約に対し専用デスク(予約センター)がある点、優先チェックイン、ファストセキュリティーレーン、優先搭乗、航空ラウンジの使用、優先荷物扱いなどはANA/JAL同じサービスが得られます。
異なる点としては、ANAがプレミアムエコノミーへのアップグレード特典があります。エコノミークラスで予約しても、プレミアムエコノミーに空席がある場合、追加料金なしにアップグレードして貰えます。
クレジットカードによっては特典に違いが
例えば、ANAの年会費34,100円(2020年5月現在)のANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールドカードを作ったとすると、JALの場合、同じ年会費でJALグローバルクラブプラチナというプラチナカードが作れます。こちらもアメリカン・エキスプレスカードとの提携カードとなります。
プラチナカードですので、プラチナコンシェルジュサービス(レストランなどの予約、海外での緊急時のサポートサービス)、プライオリティー・パス(海外空港ラウンジサービス)の入会特典、スーペリアエキスペリエンス(国内外の一流ホテル、上質なダイニングやスパのプラチナ会員だけの利用特典)、プラチナ・グルメセレクシション(提携レストランで指定されたコースメニューを2名以上で利用すると、1名分が無料なるサービス)が付いてきます。
まとめ
ステータス獲得
ステータスを維持してくためには、まずは50,000ANAプレミアムポイント/JAL FLY ONポイントが必要。
ポイントは同じだが、JALには搭乗回数+FLY ONというもう一つの選択肢がある。
年会費
ステータス維持のためにはクレジットカードの作成が必要であるのは同じだが、年会費はANAが最低15,400円に対し、JALが最低11,000円とJALのが安く済む。
ステータス獲得方法
JALには搭乗回数を稼げるツアーがある。
特典
ANAはエコノミークラスの予約でも、席が空いていれば無料でプレミアムエコノミーにアップグレードしてくれるサービスがある。
年会費34,100円(2020年5月現在)のクレジットカードを作る場合、ANAのクレジットカードがゴールドカードに対し、JALはプラチナとなる。
アライアンス数
ANAが加盟しているスターアライアンスが26の加盟航空会社があるのに対し、JAL加盟のワンワールドは13の加盟航空会社と半分しかない(2020年5月現在))。
単純にステータスを持っていたいという事であれば、JALのが複数の方法や、特典が有利に見えるが様々な国に出張、旅行する方はスターアライアンスのが有利である。
補足
どのアライアンスでも良いのでとにかくステータスを持ちたいという方には、スカイチームの特典が得られる、デルタスカイマイル・アメリカン・エキスプレス®・ゴールドカード(2020年5月現在年会費28,600円)に入会するというのもある。
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