特にドラムを始めて間もない方は、普段の練習をどうしたら良いか悩んでいる方もおられるのではないでしょうか?勿論、自宅にドラムセット(電子ドラム含む)を置くことができれば問題ありませんが、集合住宅だとスペース、騒音の問題で厳しい方も多いと思います。リズムをつかむという観点で簡単にできる練習法をお伝えします。
道具を使わない方法
方法
簡単な方法としては、手で曲に合わせてテーブル、自身の体(足など)を叩いてリズムをとるという方です。足は貧乏ゆすりの要領で足だけで動かします。これならスティックすら持つ必要がないので、どこでもできます。
特に初めてのリズム、難しいリズムに慣れるのはこれでも十分、感覚をつかむことができます。スティック、ペダルを使わないので、例えばハイハットのオープンなどは、実際のドラムでの感覚と異なってしまう事もあります。エアでできても実際にドラムセットでは同じことができない、となる場合もありますが、全く何もせずドラムセットでいきなりやるよりは早く仕上げられるでしょう。
掌そのものでたたく方法、人差し指など指だけ動かす方法幾つかで可能ですので、その場の状況に合わせて行うと良いでしょう。足も同様です。足を上下に大きく動かか方法と足先(指先)だけ動かく方法双方可能です。
注意点
注意しないといけないのは、テーブルなどを叩いている音、足で床を踏んでいる音が、自分で確認できている以上に大きくなってしまっていることがある点です。
特に音楽をイヤホン、ヘッドホンで聴きながらでやっていると、テーブルをたたく音が聞こえないため、自然と大きな音を出してしまっている可能性があります。また足で床をドンドンやってしまうと、これも周囲、場合によっては下層階の方に迷惑がかかってしまうので、エアドラムに近い方法が無難でしょう。
周りの人には、音楽も聞こえずただドンドン聞こえてくるのは耳障りで迷惑になってしまいます。
また、電車などで座った状態で手で足をたたいていると、腕の動きが隣の人に伝わり迷惑をかけてしまうことがあります(隣の人が携帯電話で文字を打ち込んでいたりゲームをしたりしているときにその方の手の動きがこちらに伝わってきてしまうのと一緒です)。実際の手、腕だけでなく洋服が隣の人に触れているだけでも、振動が隣の人に伝わってしまう可能性がありますので、注意しましょう。
道具を使う方法
練習パッド
自宅にいながら、しっかりスティックも使いながら、となれば、練習パッドを用いるのが一般的です。土台を床に置くスタンド式、足の上に置ける簡単なパッド。いずれも手だけにはなりますが、実際のドラムに近い感覚(感触)でできるのは良い点です。
雑誌を置く
練習パッドの代わりに雑誌など本をテーブルなどに置き、ハイハット、スネア、タムに見立てて練習するのも一つの手段です。
打面の間隔は異なるものの、それぞれのパートがあるので、ドラムをたたいている気分にはひたれます。
注意点
スティックを用いるのでそれなりの音が出ます。周囲に人がいる場合はやらない方が無難でしょう。
まとめ
他の楽器と異なり音階がなく、ドラムの目的がリズムを刻むという観点で、ドラムの練習はリズムを刻む練習ができれば何でも可能といういう事ができると思います。